貴方は自分の意思が弱いと感じる事がありますか?
やらなければいけない事に手がつけられなかったり、つい誘惑に負けてしまって、寝る前に自己嫌悪してしまう…
そんな経験を持っている人も多いんじゃないでしょうか。
意思の弱さを克服するには、がむしゃらに気合で頑張る!と言うだけでは上手くいきません。
意志の弱さを克服する為には、いくつか抑えておくべきポイントがあります。
この記事では、意思の弱さを克服する為に重要な8つのポイントを紹介します。
[chat face=”wface2.png” name=”” align=”left” style=”type1″]意思の弱さをなんとかしたいなあ…でも意思を強くするには具体的にどうすればいいんだろう?[/chat]と悩んでいる人はぜひ読んでみてくださいね。
巻末に参考書籍を載せてあるので、より詳しく知りたい人は合わせてチェックしてみてくださいね。
1:人間はみんな意思が弱い
貴方は自分の意思が弱いと感じているかもしれませんが、実は意思が弱いのは貴方だけではありません。
そもそも人間という生き物は意思が弱い、という事が科学的に検証されてわかっています。
貴方の意思が弱いのではなく、人間という生き物の意志が弱い
という事を覚えておきましょう。
[chat face=”wface2.png” name=”” align=”left” style=”type1″]でも私の周りに意思が強い人もいるけど…[/chat]と思うかもしれません。
これは意思が強いのではなく、意思の弱さに上手に対応しているだけの話です。上手に対応しているのを外から見ると、意思が強いように見えるのです。
意志の弱さを受け入れて、どう対応するかが大切
まずは人間とは意思が弱い生き物で、意志が弱いのは自分だけではない、という現実を受け入れましょう。
貴方だけが特別ではないので、意志の弱さで自己嫌悪に陥ったりする必要はありません。
意思の弱さを克服するには、意思の弱さを受け入れて、それにどう対応するかが大切です。
意志の弱さに上手に対応する事で、意思の弱さは誰でも克服できる!という事を覚えておきましょう。
2:疲れていると意思の力が弱くなる
次に抑えておきたいのが、疲れている時は意思の力が弱くなるという事です。
実は自己コントロールの研究結果で、意思の力は使っているうちに使い果たしてしまう事がわかっています。
ゲームのRPGでMP(精神力)ってありますよね。あれをイメージしてもらったらわかりやすいんじゃないかと思います。
例えば、一日必死に仕事して疲れ切った時は、意志力が低下していてMPがもうスッカラカンな訳です。3/300みたいな状態です。
[chat face=”face2.png” name=”” align=”left” style=”type1″]はー、今日も会議ばっかで疲れた…ダイエット中だけど帰りにケーキ買って帰ろう。[/chat]意志力が残っていないので、非常に誘惑に負けやすい状態な訳ですね。
疲れている時は、意思の力が弱くなっていて誘惑に負けやすい事がわかっていれば、
[chat face=”face2.png” name=”” align=”left” style=”type1″]今の自分は仕事で疲れていて意志力が低下してるから、誘惑に負けやすい状態。気をつけないと。[/chat]と言うように、自分を客観的に見ることができます。
疲れている時は意志の力がいつも以上に弱くなっている事を知っておきましょう。
大事なことは午前中に行おう
人の意志力がもっとも強くなる時間は、朝の時間帯です。
しっかり時間を取って質の高い睡眠を取る事で意志力は回復します。
朝の時間帯は意志力を消耗していないので、誘惑に負けにくく集中力も高いです。
仕事でも勉強でも、自分にとって大事なことは、朝の意志力が高い時間に行う事を心がけましょう。
夜は誘惑に負けやすい悪魔の時間
一日の活動を終えた夜の時間帯は、脳が疲れているので誘惑に負けやすい状態にあります。
夜になると人間の脳はネガティブ方向に働く事がわかっているので、心配事なんかがある時は特に注意が必要です。(これは生存本能が原因と言われています)
夜は誘惑に負けやすい時間帯、と意識しておくだけでも意思の弱さを克服する助けになるので覚えておきましょう。
関連記事:夜が不安で落ち着かない・眠れない人に試してほしい6つの改善法
3:自分の失敗パターンを知ろう
意思の弱さを克服するには、自分の失敗パターンを知る事が大切です。
失敗パターンとは、自分がどういう時に誘惑に負けているかをチェックする事です。
例えばですが、貴方はダイエットの経験ありますか?
ダイエット中なのに、仕事で疲れ切って、帰り道についコンビニに寄ってしまって、甘い物を買ってしまった…なんて経験した事ないでしょうか。
こういった失敗パターンを把握する事で、自分がどういう時に誘惑に負けてしまうのかが明確になります。
[chat face=”suitw1.png” name=”” align=”left” style=”type1″]なんとなくコンビニ入りそうになったけど、この前もフラッと入って甘い物買っちゃったんだった…今日は素直にこのまま帰るぞ。[/chat]と言うように意識付けができます。
意志の弱さを克服するのに効果的なテクニックなので、自分の失敗パターンを一度チェックしてみましょう。
本格的にやるなら失敗パターンをリスト化しよう
本格的にやるなら1週間くらいの間、自分がどういう時に誘惑に負けたかリスト化してみると良いですね。
リスト化してみると、自分の想像以上に誘惑に負けてるシーンが多い事がわかりますよ。
リスト化した中から、特に解決したい事をいくつかピックアップして、その誘惑に負けないように意識すると良いですね。(全部なんとかしようとすると多すぎるので)
4:睡眠時間を確保できていないと意思の力は弱くなる
貴方はしっかり睡眠を取れていますか?それとも寝不足気味ですか?
睡眠不足の状態が続くと、意思の力が低下して誘惑に負けやすくなるのがわかっています。
2の所で、RPGのMP(精神力)で例えましたが、睡眠時間が少ないとMPがMAXまで回復しないんです。
宿屋に泊まっても、睡眠時間が短いとMPが半分くらいしか回復しない!なんて事になっちゃう訳です。
慢性的に寝不足だと言う人は、しっかり睡眠時間を確保できるよう生活サイクルを見直してましょう。
睡眠時間は6時間以上を確保しよう
意志力を最適な状態にするのに必要な睡眠時間は、6時間以上必要な事が研究でわかっています。
慢性的に6時間以下の睡眠時間で過ごしている人は、意志力の低下・感情コントロール力の低下、集中力の低下などの症状が起きてしまいます。
病気リスクも高まるので、意思の弱さを克服する目的だけでなく、しっかり睡眠時間を確保するよう心がけましょう。
また、睡眠の質を高める事も大切です。
寝付きが悪かったり、眠りが浅かったり、睡眠の質が悪いと言う人は、寝る前に瞑想をしたり、睡眠を助けてくれるアロマを使ったりなどの対策を取り入れてみましょう。
5:短時間のエクササイズで意思の力を高めよう
運動を習慣にする事は、意思の弱さを克服するのに非常に効果的な方法です。
運動と言うと、激しいエクササイズを思い浮かべるかもしれませんが、短時間で簡単にできるエクササイズで構いません。
5~10分程度ウォーキングやジョギングするだけで、意志力の向上につながるという実験データもあります。(自然を感じられる環境で行うとさらにgood)
1時間の運動を習慣にしようとすると難しいですが、5~10分程度の短いエクササイズなら続けやすいので、生活サイクルにぜひ取り入れましょう。
エクササイズの種類はジョギングだろうとヨガだろうと何でも構いません。自分に合いそうな物を選びましょう。
6:意思力を消耗しない環境を作ろう
意志の力を上手に使うには環境作りも大切です。
貴方は勉強してる時に、本棚の漫画がふと目に入ってつい読んでしまった、なんて経験ありませんか?
漫画が目に入った時に、読みたいという誘惑に抗う為に意志力を使ってしまう環境になっちゃってる訳ですね。
同じような例で、目につく所にお菓子が置いてあるだけで、ダイエットの成功率が大きく低下する、という実験結果もあります。
これを防ぐには、誘惑が目に入らないようにして、意志力を消耗しない環境を作る必要があります。
この環境作りをおろそかにしていると、意志の弱さを克服できずに誘惑に負けやすくなるので要注意ですよ。
通知を切るだけで生産性が8%も向上した
スマホを持っている人なら、ほぼ全員が利用しているメールやLINE。
LINEでメッセージが飛んできたら音が鳴るように通知設定している人がほとんどですよね。
実はこの通知の音を切るだけで、生産性が8%も向上したという実験結果があります。
勉強や仕事中にLINEの通知音が鳴ると、集中していてもそっちに気がいきますよね。
LINEのメッセージを確認して、勉強や仕事に戻るまでの時間を計測すると、なんと平均で10分もかかったそうです。
LINEの通知音を消していたグループと比較すると、8%も生産性が異なったと言う実験結果が得られたそうです。
一度それた集中を戻すのに、意志力が必要になるのが良くわかる事例ですね。
このように意志力を消耗しない環境を作る事で、意思の弱さを克服する事につながります。
7:バックアッププランを作っておこう
意思の弱さを克服できずに誘惑に負けてしまった時の為に、バックアッププランを作っておくのもオススメです。
バックアッププランとは、
○○するつもりだったけど、やる気が出ない時は△△する。
と言うように前もって決めておく訳です。
[chat face=”face1.png” name=”” align=”left” style=”type1″]仕事から帰ったらジムに行こう![/chat]
と考えていても、いざ家に着いたら、
[chat face=”face2.png” name=”” align=”left” style=”type1″]今日はもう疲れたし、ジム行くの面倒だな…[/chat]みたいになった経験ありません?
[chat face=”face2.png” name=”” align=”left” style=”type1″]昨日もそう言ってサボったし、頑張って今日は行くべき…でもやっぱ面倒…[/chat]
こんな風に、疲れていて意志力が低下していると、誘惑に負けてしまう日もあると思います。
こういう時の為に、次のようなバックアッププランを作っておきましょう。
[chat face=”face1.png” name=”” align=”left” style=”type1″]ジムに行こうと思っていたけど、今日はどうしてもやる気が出ない。ジムに行かない代わりに、ちょっとだけ頑張って家で5分だけトレーニングしよう。[/chat]という感じですね。
こんな風にバックアッププランを作っておくと、
[chat face=”face2.png” name=”” align=”left” style=”type1″]なぜ誘惑に負けてしまったんだろう。もっとしっかりしないと…[/chat]といった罪悪感も無くなります。
誘惑に負けてよく自己嫌悪してしまう、と言う人には特にオススメしたいテクニックです。
私もジムに行けなかった日は、4分間で出来るTABATA式トレーニングを行うようにしています。
このTABATA式トレーニングなかなか良いねhttps://t.co/Sq4O3i6sPV
— アキ (@aki_trivianote) July 20, 2018
こんな風にバックアッププランを作っておくと、意思の弱さを克服するのに役立ちますよ。
8:瞑想を習慣化して、意志力を鍛えよう
瞑想と言うとスピリチュアルなイメージを持つ人もいるかもしれませんが、実は瞑想を習慣化すると、前頭葉が鍛えられて意志力が向上する事がわかっています。
ハーバード大やマサチューセッツ工科大の研究で、瞑想を習慣にしたグループは、
- 禁煙に成功した
- ダイエットに成功した
- 集中力が向上した
- 感情のコントロールが上手くなった
という研究結果が得られました。
1日5~15分瞑想するだけで、意志力が向上してこれだけの結果が期待できるので、ぜひ日常生活に瞑想を取り入れましょう。
瞑想の具体的なやり方は別記事で詳しく紹介しているので、ぜひ読んでみてください。
まとめ
意思の弱さを克服したい人が抑えておくべき8ポイント
- そもそも人間はみんな意思が弱い
- 疲れていると意思の力が弱くなる
- 自分の失敗パターンを知ろう
- 睡眠時間が短いと意志力が弱くなる
- 短時間のエクササイズで意志力を高めよう
- 意志力を消耗しない環境を作ろう
- バックアッププランを作っておこう
- 瞑想を習慣化して意志力を鍛えよう
意思の弱さを克服する為に、自分に合いそうな対応方法を選んで、習慣化してみましょう!
参考書籍
この記事の参考書籍です。
どちらも非常に役立つ本なので、意思の弱さを本気で克服したい!という人は、読んでみるのをオススメします。
※別記事で内容を簡単にレビューしています。