貴方はこんな悩みを持ってませんか?
世の中で成功者と言われる人は、普通の人と比べて読書量が圧倒的に多いのは有名な話。それに倣って、知識をインプットしたいビジネスマンが増えてると聞きます。
しかし、いざ読書をしようと思っても、なかなか読書時間が取れないですよね。
そんな人にオススメしたいのが速読です。
今回紹介する速読方法でトレーニングすれば、短時間で本に書かれた知識を身につける事ができますよ。
誰でもできる方法で、慣れればちゃんと早く読めるようになる実践的な方法なので、読書量を増やしたい、効率よく本を読みたい!という人はぜひ試してほしいと思います。
速読は不可能と証明されてしまった?
速読のトレーニング方法を紹介する前に、速読の定義をサラッとおさらい。
ちまたで速読術と言われるものは、目の動きを効率化して入ってくる情報量を多くして読書時間を早める、という物です。
そういった速読術を紹介したテクニック本やアプリもあるんですが、実はカリフォルニア大学の研究で、そういった速読術は効果がないと言う事が証明されてしまいました。
関連記事:速読は不可能と証明されたけど、飛ばし読みで読書スピードは上がる!
なので、この記事で紹介する速読方法は、
「本を読む時に、流すように目を動かして、入ってくる文字を多くすれば、本を読む時間が10分の1になります!」
みたいな物ではありません。
練習次第で誰でも実践できる速読(本の内容を短時間で理解する)トレーニング方法を紹介します。
魔法のような速読方法ではないので、その点ご注意頂ければと思います。
速読の具体的なトレーニング方法
速読トレーニングのポイントになるのは、次の4つです。
- 速読する本の選び方(基礎知識を身につける)
- 読む場所を絞る(無駄読みを防ぐ)
- 読むスピードを調整する
- 本にたくさん触れる
この4つを意識して速読トレーニングする事で、短時間で読書ができるようになります。
短時間で効率よく読書がしたいという人は、是非この速読トレーニングにチャレンジしてみてください。
速読トレーニング1:本の選び方
速読のトレーニングと言うと、本を読むスピードをとにかく早くするぞー!という印象ありますよね。
確かにその通りなのですが、その前に抑えておくポイントがあります。
それはズバリ、速読する本の選び方。
これムチャクチャ大事です!
本選びの段階でミスってるので、速読できない!ってなっちゃう訳です。
これから速読のトレーニングを始める、速読のトレーニングしてるけど全然効果がない、という人は要注意ですよー。
・基礎知識のない本は速読できない
考えてみると当たり前の話なんですが、基礎知識のない本は速読できないんです。
[chat face=”face2.png” name=”” align=”left” style=”type1″]投資始めようと思って本読んでるけど、全然頭に入ってこないな…[/chat]こんな経験ありません?
始めて勉強する内容の本を読む時って、ゆっくり読んでも内容が頭に入ってこなかったりしますよね?
これは何故かと言うと基礎知識が無いからですね。
単語の意味がわからなかったり、馴染みがなくてイメージが湧かない内容を読んでも、頭に入らないんです。
ゆっくり読んでも頭に入ってこない内容を速読できる訳ないですよね?
速読する本選びの段階でミスる、と言うのはこういう事です。
基礎知識のない本は速読できない、という事は覚えておきましょう。
・速読する本の選び方
[chat face=”wface2.png” name=”” align=”left” style=”type1″]基礎知識のない本は速読できないのはわかった。じゃあ、速読できる本はどうやって選ぶの?[/chat]という訳で、ここからは具体的な速読する本の選び方を紹介します。
速読する本選びのポイントは、
知ってる内容・知らない内容の比率が50%:50%
で構成されている本です。
ビジネス書の選び方の記事でも紹介しましたが、本の内容は知ってる内容と知らない内容の比率が50%:50%の構成になっている場合が、読みやすくて知識の定着率が高い事がわかっています。
(この比率は30%:70%~70%:30%くらいまでであれば速読できると思います)
本を選ぶ時って、知ってる内容が載ってると意味がない気がするんですけど、実はそんな事ないです。
知ってる内容が載ってる方が、頭の中で文章のつながりが良くなるので、知識として身につきやすいって事ですね。
速読の場合は、じっくり時間をかけて読む事ができないので、この比率を意識するのはとても大事です。
上手に速読できるかできないかは、この本選びにかかっているので、速読が上手にできない人は、この本選びからチャレンジしてみてください。
☆速読する本の選び方まとめ
- 基礎知識がある分野の本を選ぶ
- 知ってる内容と知らない内容が50%:50%
という人もいるんじゃないかと思います。見つけ方は別記事で詳しく紹介してるので、チェックしてみてください。
⇛関連記事:失敗しないビジネス書の選び方!アタリ・ハズレを2分で判別する方法
速読トレーニング2:読む場所を絞る
速読する本を選んだら、次は読む場所を絞る作業をしましょう。
速読する時って、1冊を一気にダーッと読もうとする人がいるんですが、これはオススメしません。
速読って短時間で多くの知識を頭に入れる行為なので、集中力がかなり必要になります。速読に慣れてない人はまず無理です。
なので、まずは読む場所を絞って速読トレーニングしましょう。
自分が一番気になる章を読む
読む場所を絞る作業は簡単です。
単純に目次を見て、自分の気になる章を1つ絞って速読のトレーニングをすればOKです。
[chat face=”suitw2.png” name=”” align=”left” style=”type1″]でも、最初から読まないと、なんか気持ち悪くないですか?[/chat]
って、言う人いるんですが、その心理を利用します。
他の章を飛ばして読むと、飛ばした部分を埋めたくなる心理が働くので、他の部分も速読しやすくなります。
貴方の本棚に、
[chat face=”wface2.png” name=”” align=”left” style=”type1″]読み始めたけど、なんか気分が乗らないな…[/chat]みたいな事を繰り返してる本ありません?
こういう本は無理に最初から読まずに、自分の興味ある所から読み始めるといいですよ。
☆読む場所を絞る方法まとめ
- 目次を見て一番気になる章に絞って読む
この読む場所を絞る事に慣れたら、ちょっとした隙間時間でも効率よく読書できるようになるので、是非身につけて欲しいスキルです。
速読トレーニング3:読むスピードを調整する
読む場所を絞ったら、実際に本を手にとって速読のトレーニングを始めましょう。
本を読む回数を3回に分けて、スピードを3段階に調節します。
- 1回目:1ページ2秒くらいで流し読み
- 2回目:1ページ5~10秒くらいでザックリ読み
- 3回目:1ページ30秒くらいでじっくり読む
これホント効果あります。
今すぐ本棚から1冊引っ張り出して実践してほしいレベルです。
2回目を読み終わったら効果実感できるので、速読したい本がある人はすぐにでも試してみてくださいね。
1回目:1ページ2秒くらいで流し読み
1回目は深く考えずにサクサク読み進めます。
目次を見て一番気になる章に絞って、1ページあたり2秒くらいで流し読みしていきましょう。
最近のビジネス書って、大事な所は太字になってたり線が引かれてたり、強調されてる部分がありますよね。
こんな感じで強調されてるので、その部分を追っていきましょう。
2秒だと内容はほとんど理解できないので、単語を拾い読みするような感覚で進めてください。
上の画像の例だと、
「選択の自由」「決断が得意ではない」「選択の自由をつくる」
こんな感じで、フレーズを拾っていきましょう。
2秒のペースを維持するのが大切なので、慣れないうちはメトロノームのアプリなんかを使って時間を測りながらやってみるといいですね。
章の最後まで読み終わったら、2回目の速読に進みましょう。
2回目:1ページ5~10秒くらいでザックリ読み
さっきと同じ章を、今度は1ページを5~10秒くらいのペースで、同じように強調された部分を中心に読み進めていきましょう。
[chat face=”wface1.png” name=”” align=”left” style=”type1″]なんか、すごい余裕あるな…[/chat]って感じません?
これは視覚コントラスト効果って言う現象です。
車運転してて、高速道路を降りた後ってすごいゆっくりに感じますよね?
あれと同じで、1回目の1ページ2秒読みをしておく事で、かなり余裕を持って速読できるようになりますよ。
2回目のザックリ読みが終わったら、目次に戻りましょう。
イメージできれば、その章はもう読まなくてOKです。
イメージできる=知識が頭に入っている訳ですからね。
復習したくなった時に見直す程度でOKですよ。
[chat face=”suitw2.png” name=”” align=”left” style=”type1″]うーん、イマイチ頭に入ってないかも…[/chat]
という場合は、次の3回目の速読トレーニングに移りましょう。
3回目:1ページ30秒くらいでじっくり読む
1回目・2回目の速読トレーニングで内容が把握できなかったら、3回目の速読トレーニングに入りましょう。
3回目は1ページ30秒くらいかけてじっくり読みます。
2回目よりも余裕を持って読み進められるので、かなり内容が頭に入ってくるんじゃないでしょうか。
内容がわかっているページは無理に30秒かけなくてOKなので、サクサク読み進めていきましょう。
3回目の速読トレーニングまで来たら、かなり内容を把握できたんじゃないかと思います。
3回目まで読み終わったら、読むのにかかった時間を確認してみてください。
普通に読むより全然早いですよね?
慣れれば、より短時間で内容も把握しやすくなるので、是非この速読トレーニングをやってみてくださいね。
☆速読の具体的な読み方まとめ
読むスピードを調整しながら2~3回読む
- 1回目:1ページ2秒くらいで流し読み
- 2回目:1ページ5~10秒くらいでザックリ読み
- 3回目:1ページ30秒くらいでじっくり読む
速読トレーニング4:本にたくさん触れる
速読トレーニング方法で1~3の方法を紹介しました。
後は反復練習をする事で、速読の精度はどんどん上がっていきます。
- 速読できる本を選んで…
- 読むポイントを絞って…
- 読むスピードを調整して読む
この流れでトレーニングを繰り返して、速読の精度をどんどん高めていきましょう!
要約された本なら速読の効果が得られる
速読トレーニングの中で、「読むポイントを絞る」という作業がありますが、慣れるまでなかなか難しかったりします。
[chat face=”suit2.png” name=”” align=”left” style=”type1″]短時間で要点を抑えられるように、最初から読むポイントを絞ってあれば楽なんだけど…[/chat]と思いますよね。
実はそんなニーズに応えてくれるサービスがあります。
「flier」という本の要約サービスなんですが、本の中で重要な部分をピックアップして、短くまとめた状態で本を配信しているサービスです。
この要約サービスを使う事で、速読と同じ効果が得られるので、読書量を増やしたい人にはオススメですよ。
この要約サービス、かなり便利で私も愛用しています。
flierで内容をザックリ抑えて、深掘りしたくなった本は買って読む、という使い方がめちゃくちゃイイです。
flierの特徴や使ってみた感想なんかを別記事で紹介しているので、気になる人は読んでみてください。
https://eastgate12.com/flier-book-youyaku-hyouban-20180416
速読したいならオーディオブックを使う手もあり
オーディオブックというのは、プロのナレーターや声優さんなんかが書籍を朗読したデータを配信した物です。
耳で読む本、なんて言われていますね。
混んだ電車の中だったり、ジムでエアロバイクこぎながら聴けるのでなかなか便利ですよ。
オーディオブックの特徴は別記事で詳しく紹介してます。
⇛関連記事:通勤電車で読書できない!を解決するオーディオブックのススメ
オーディオブックの高速再生で穴埋め問題と同じ効果が!
オーディオブックは高速再生ができるのが特徴なんですが、この再生速度を3倍~4倍くらいにして聞くと、単語の拾い読みをしてるような感覚になります。
速読トレーニングで紹介した、読むスピードを調整する、の2回目と同じ効果が期待できます。
速度に合わせて、だんだん内容が拾いにくくなってくるので、拾った単語で内容をくっつけて理解しようとするんですね。
テストの穴埋め問題と同じような効果があるので、オーディオブックを高速再生で繰り返し聞くと知識が定着しやすい、という訳です。
オーディオブックを使って速読するのは知識量の多い本
オーディオブックを速読に使う場合、知識量の多い本を聞くのがオススメです。
知識量の多い本というのは、身につけたい知識ばかりが書かれている名著、とでも言えばいいかな。
[chat face=”suit3.png” name=”” align=”left” style=”type1″]この本、1冊まるまる役立つ!どこ読んでも使える情報ばかりじゃん![/chat]1冊まるまる、知識として覚えたくなるような本って事ですね。
例をあげると「影響力の武器」とかですね。
影響力の武器は1冊まるまる内容を抑えておく価値ある!と、自信を持って言える本です。
「スタンフォードの自分を変える教室」もオーディオブックで聞くのをオススメ。
- 悪習慣がなかなか辞めれない
- ダイエット何回やっても失敗する
- 新しいことを始めても続かない
こんな人は是非オーディオブックで聞きまくってほしい本です。
1冊まるまる知識として身につけたい本は、普通の読書ではなく、オーディオブックで速読するのをオススメします。
オーディオブックの配信サービスはAudiobook.jpがオススメ
オーディオブックを探すなら、
がオススメ。
Audiobook.jpで配信されてる本は高速再生に対応しているのと、人気の書籍が多いのが特徴です。
アマゾンが運営しているAudibleってサービスもあるんですが、こっちは書籍量が少ないのと、高速再生が倍速までしか対応してなくて、速読目的で使うには微妙です。
速読目的で使う場合は、Audiobook.jpを使うのがオススメです。
AudibleとAudiobookの違いについては別記事で詳しく紹介しています。
⇛関連記事:通勤電車で読書できない!を解決するオーディオブックのススメ
まとめ
速読の具体的なトレーニング方法
1:速読する本の選び方(基礎知識を身につける)
- 基礎知識のない本は速読できない
- 知ってる内容、知らない内容の比率が1:1
2:読む場所を絞る(無駄読みを防ぐ)
- 目次で一番気になる章だけ読む
3:読むスピードを調整する
- 1回目:1ページ2秒くらいで流し読み
- 2回目:1ページ5~10秒くらいでザックリ読み
- 3回目:1ページ30秒くらいでじっくり読む
4:本にたくさん触れる
絞るのが苦手な人は要約サービスflierの利用もアリ
オーディオブックの高速再生も速読の効果がある
以上です。
短時間で読書したい人には本当にオススメできる速読トレーニング方法なので、是非チャレンジしてみてください!
関連リンク
文中 参考書籍:伝え方が9割