主婦の方で株にちょっと興味がある、という人も多いのではないでしょうか。
株式投資と言えばギャンブルに近いイメージもあったりしますが、実はリスクの低い方法で手堅く貯金を増やしていく事もできます。
空き時間にできて専業主婦やパートの人には始めやすかったりするので、勉強してる人も多いですよね。
でも、株式投資を始めるに当たって気になるのが収入の増加。
利益が出たら扶養から外れる事になるんじゃ…と心配している方もいるのではないでしょうか。
今回は株式投資の利益と、扶養親族の関係性について紹介したいと思います。
株式投資で1,000万円稼いでも扶養から外れない方法
株式投資で仮に1,000万円儲かったとしても、扶養から外れずに済む方法があります。
株の売買を行うには証券会社に口座を開設する必要があるのですが、この口座には大きく分けて3種類があります。
この口座の特徴を理解しておけば、いくら稼いでも扶養から外れずに済む、という訳ですね。
・証券会社で作れる口座の種類
1:一般口座
2:特定口座(源泉徴収ナシ)
3:特定口座(源泉徴収アリ)
口座の種類はこの3種類が用意されていて、作成する時に選ぶことができます。
今回ポイントになるのが、3の「特定口座(源泉徴収アリ)」です。
この口座を開設、利用する事で扶養から外れずに株式投資を行うことができます。
源泉徴収アリの特定口座ってどういう事?
日本国民は所得があると、納税をしなければなりません。(日本国民三大義務)
この納税というのは、会社員であれば会社が代わりに納付してくれているのですが、個人で収入があれば確定申告をしなければならないわけです。
なので、本来は株式投資で得た収益は確定申告をしなければならないのですが、この特定口座で取引をする場合は、自動的に税金が差し引かれます。そして、証券会社が代わりに納税をしてくれる、という訳ですね。
この場合、株の売買で得た利益は、あなたの所得には含みませんよー、と決まっているんですね。
その為、株の売買でいくら利益が出ようが、扶養から外れる心配は無い、という訳なんです。
源泉徴収あり、なしの場合のメリット・デメリットは?
それでは源泉徴収の有無で具体的にどう違うのか、チェックしてみましょう。
源泉徴収アリの場合
・確定申告の必要がありません。
・いくら利益があっても扶養から外れません。
・利益が発生した瞬間に利益の20%が徴収されます。
源泉徴収ナシの場合
・利益が20万円以下の場合、確定申告の必要がありません。つまり納税しなくてOK。
・利益が20万円以上だった場合、確定申告する必要があります。
・利益が38万円以上だった場合、扶養から外れてしまいます。
ポイントはやはり扶養の差ですねー。
株による利益が38万円を超えてしまうとその段階で扶養から外れてしまうので、扶養の範囲内で、と考えると特定口座(源泉徴収アリ)の方がメリットは大きいですね。
確定申告する必要が無いというのも大きいです。
片手間で始めるならNISA口座を利用するのをオススメ
株式投資に興味はあるけど、そこまでガッツリやれそうにないかなあ、という人は流行りのNISA口座がオススメです。
NISAとは「少額投資非課税制度」と呼ばれる物で、年間100万円までの投資にかかる売却益や配当金が非課税になる制度です。
非課税なので、もちろん扶養から外れることもありません。
NISA口座は少額でちょっと株を始めてみたい、という人に本当にオススメなので、是非利用しましょう!
まとめ
- 株で利益をいくら得ても扶養から外れない方法がある。
- 源泉徴収ありの口座で株式投資を行えばOK。
- 源泉徴収アリは利益が低い内(20万以下)は損になる。
- 少額の利用なら非課税取引のできるNISAもオススメ。