最近よく耳にする「ふるさと納税」という制度、貴方はご存知ですか?
[chat face=”suit2.png” name=”” align=”left” style=”type1″]ふるさと納税でお肉とかお米とか貰えてお得らしいけど、なんかよく分からないなあ。手続き難しそうだし・・・[/chat]というイメージで、気になっているけど利用してない、という人も多いのではないでしょうか。
サラリーマンだから確定申告するのも面倒だし、俺はふるさと納税はいいや・・・と考えている貴方!
今は年末調整でふるさと納税ができるようになったので、メチャクチャ簡単になりましたよ。
この記事では、ふるさと納税が気になっているけど仕組みがよくわかっていない、ふるさと納税をしたいけど、具体的にどうすればいいの?
という人の為に、「ふるさと納税の仕組みを超簡単に、優しく、誰でもわかる!」ようにお伝えしたいと思います。
ふるさと納税とは住民税を違う自治体に納める事
まずはふるさと納税がどういう制度なのかチェックしておきましょう。
その前に、ふるさと納税を知るには地方税(住民税)がどのような物か理解しておく必要があります。
地方税、正直どういうものかよくわからん!という人は、先にそちらを抑えておきましょう。
ふるさと納税は住民税を違う自治体に納める事
ふるさと納税は簡単に言うと、今は違う所に住んでいても、自分が住んでいたり思い入れのある「ふるさと」に納税できる制度があっても良いのでは?という理念からスタートした納税制度。
[chat face=”face2.png” name=”神戸が地元民” align=”left” style=”type1″]税金高いな~。仕事で上京してきたけど、こっち友達いないんだよな・・・どうせ払うなら友達多い地元の神戸に納税したいな・・・[/chat]こんな風に自分が生まれ育ったふるさとに税金を収めて地元を応援したい!という考えからスタートした制度なんですね。
ふるさと納税の具体例
[chat face=”face1.png” name=”神戸が地元民” align=”left” style=”type1″]東京に納める地方税のうち、20,000円を神戸市にふるさと納税しました![/chat] [chat face=”suit1.png” name=”担当者” align=”right” style=”type1″]お、神戸にふるさと納税したんかいな!よっしゃ、神戸に払った20,000円分、こっちの地方税から引いとくで![/chat]こんな感じで、住民票のある自治体に納める税金(地方税)を、違う所に納めてもOK!という制度がふるさと納税です。
簡単ですよね。
ふるさと納税をするとなぜお得なの?
ふるさと納税は、自分が住んでいる自治体に納める税金をふるさと(違う自治体)に納めているだけなので、別に得でもなんでもない気がしますよね。
さっきの例だと、東京で納める20,000円を神戸に納めただけなので、出費としては何も変わってませんよね?
ふるさと納税がお得なのは、税金が下がる訳ではなく、返礼品がもらえるからお得、と言われている訳です。
[chat face=”face1.png” name=”神戸が地元民” align=”left” style=”type1″]すみません、神戸市に20,000円ふるさと納税したいんですが・・・[/chat] [chat face=”suit4.png” name=”” align=”right” style=”type1″]ありがとうございます!20,000円分ですね。20,000円であれば、神戸市にふるさと納税をしてくれたお礼として、神戸牛300gをお送りしています。[/chat] [chat face=”face1.png” name=”神戸が地元民” align=”left” style=”type1″]ここここ、神戸牛!A5!A5![/chat]こんな風にふるさと納税をする事で、ただ納めるだけだった税金でお得な返礼品が手に入る訳です。
この返礼品がお得なので、ふるさと納税が流行りだした訳ですね。
ふるさと納税の仕組みまとめ
途中ですが、ふるさと納税の仕組みについて簡単にまとめたいと思います。
- ふるさと納税は地方税を違う自治体に納める事
- ふるさと納税した税金は翌年の地方税から引かれる(控除)
- ふるさと納税でもらえる返礼品が超お得!
イマイチ理解できない!という人は、この3点だけ抑えておけばOKですよ。
ふるさと納税は上限額アリ。自己負担2,000円にも注意
ふるさと納税の仕組みについては理解してもらえたかな、と思います。
次に抑えておきたいのが、ふるさと納税でいくら納めるか、という点です。
実はふるさと納税に使えるお金は上限(本来の地方税から差し引いてもらえる額)が決まっています。他にも自己負担額という、ちょっとわかりにくい物があるのでチェックしておきましょう。
2,000円の自己負担額とは?
ふるさと納税には2,000円の自己負担額という物があります。
これは簡単に言うと、ふるさと納税する時の手数料みたいなもので、2,000円だけは地方税から控除(差し引き)できないよ!という事ですね。さっきの例だと、
[chat face=”face1.png” name=”” align=”left” style=”type1″]2万円、神戸市にふるさと納税しましたー[/chat] [chat face=”suit1.png” name=”” align=”right” style=”type1″]はーい、了解しました。20,000円なので自己負担額2,000円を引いて、18,000円を翌年の地方税から差し引きますねー[/chat]という事ですね。
ふるさと納税が「2,000円で高級肉がもらえる!」みたいに言われるのはこれが原因です。
この2,000円は複数の自治体にふるさと納税しても、取られるのは1回だけです。3箇所の自治体にふるさと納税したから、自己負担6,000円ね♪ なんて事にはならないので安心してください。
※余談ですが、この自己負担額、以前は2,000円ではなく5,000円でした。5,000円だとさすがにふるさと納税する人が少なかったので、2,000円に減額された、という経緯があったりします。
ふるさと納税の上限額の計算方法は?
ふるさと納税は、1年間に払う地方税の金額から、ふるさと納税に使える(控除できる)金額が決まっています。
この上限額、具体的な計算方法がちょっとややこしいので、それはまた別の機会にして、大体の目安金額を紹介したいと思います。
※引用:総務省ふるさと納税ポータルサイト
この表は総務省のふるさと納税のページで紹介されている物です。
あくまで目安ですが、この表の金額内であれば、上限を超えることはまずないので、この金額内でふるさと納税する事を心がけましょう。
詳しい計算方法も総務省ふるさと納税ポータルサイトに詳細が載っているので、気になる人は一度チェックしてみましょう。
サラリーマンのふるさと納税、確定申告が面倒?
ふるさと納税=確定申告が必要、というイメージがあるみたいで、確定申告が面倒そうだからやってない、という人も多いと思います。
そういう人が多かったのか、税法が変わって2015年から確定申告が不要(条件アリ)になりました!
確定申告不要、「ふるさと納税ワンストップ特例制度」
確定申告不要の「ふるさと納税ワンストップ特例制度」は図のような流れになります。
ふるさと納税で控除される金額は住民税(翌年6月頃に支払う)から減額される形になります。
この「ふるさと納税ワンストップ特例制度」を利用するには下記の条件をクリアしている必要があるので、注意が必要です。
ワンストップ特例制度条件
・ふるさと納税した際に、ワンストップ特例申請書を提出している事
・ふるさと納税した自治体が5団体以内である事
・引越しなどで提出済みのワンストップ特例申請書の内容に変更があった場合、ふるさと納税を行った翌年1月10日までに、ふるさと納税した自治体に変更届出書を提出する事
サラリーマンの方であれば、6団体以上にふるさと納税する事はほぼないと思うので、ワンストップ特例申請書を提出しておけば、自動的にに住民税から控除を受ける事ができます。
特例申請書はふるさと納税を申し込む時に、忘れずにやっておきましょう。
ふるさと納税はいつ申し込むの?
ふるさと納税の申込みはいつでもできますが、区切りは1月1日~12月31日です。年が変わると控除される住民税の年度が変わってしまうので注意が必要なので、余裕を持って申し込むようにしましょう。
クレジットカードOKであれば、12月31日でも間に合う
自治体によってはクレジットカードでふるさと納税できる所もあるのですが、クレジット払いであれば、決済確認が通れば12月31日でも間に合います。
入金確認のタイミングがふるさと納税を実行したタイミングになりますので、クレジットカードなら12月31日でもOK。
計算間違いなんかで、「あー!もうちょっとふるさと納税できた!」という人は、一応12月31日まで間に合う可能性がある事を覚えておくと幸せになれるかもしれません。
振込の場合は、入金確認処理の手間と年末の役所の休日期間を考えると、12月中旬までにはふるさと納税を済ませておきたい所です。
12月が本番?お歳暮やおせち料理に利用する人も
12月はふるさと納税の期限としてはギリギリなのですが、ある意味ふるさと納税は11月~12月が本番です。
年収がある程度確定してからふるさと納税したい!と考える人は多いので、その需要を見越して、おせち料理やお歳暮をふるさと納税の特典にする自治体もあり、人気が高いんです。
ただ、用意していた返礼品がすぐに無くなってしまった、という自治体も多いので、お歳暮やおせち料理を狙う人は、ちょくちょくチェックするようにしましょう!
ふるさと納税は具体的にどこで申し込むの?
ふるさと納税は各自治体で申し込む事になるのですが、色々な情報が集まっているポータルサイトを通して申し込むのが非常に簡単で便利。
もらえる返礼品によって比較できたり、人気の自治体ランキングなどもあってとてもわかりやすいです。
オススメのふるさと納税ができるサイト
・ふるなび
ふるさと納税のランキングサイトとでも言うべきサイト。人気の自治体をピックアップして紹介してくれています。
サイト構成が自治体選びに特化されている印象なので、短い時間で簡単にサッと見るのにおすすめです。
もちろん商品カテゴリで分類できるし、もらえる返礼品もビジュアル的に見やすくわかりやすいですね。
・さとふる
浅草の商業施設、「まるごとにっぽん」に「ふるさと納税コンシェルジュ」という、ふるさと納税の実店舗も持っているふるさと納税サイト。
こちらも必要な情報が見やすいサイト構成で作られているので、普段こういったサイトを見ない人でもわかりやすくてオススメです。
実店舗ではお礼品の紹介や、わからない事に答えてくれたりというサービスがあるので、聞きたいことを気軽に質問できるので、はじめてふるさと納税する人はぜひ利用して欲しいですね。
・ふるさとチョイス
自治体選びだけでなく、ふるさと納税の仕組みなど、ふるさと納税に関わる総合的な情報サイトという印象です。
余りふるさと納税に詳しくない、これからしっかり勉強したい、という人におすすめ。ふるさと納税の仕組みがわかりやすく紹介されていておすすめです。
ただ、あまりに詳しいため、情報が多くてどこから見たらいいかわかりにくい、と感じる人も多いかも。でも、慣れてしまえば使いやすいですよ。
私が情報収集や納税に利用しているサイトを紹介してみました。
- 総合的な情報を見るなら「ふるさとチョイス」か「さとふる」
- 短い時間で最低限の情報をサッとチェックしたいなら「ふるなび」
という使い分けがオススメです!
楽天市場でもふるさと納税出来る!
実はネット通販でおなじみの楽天市場でもふるさと納税できます。
楽天市場でのショッピングと同じような感覚でふるさと納税したい、他のポータルサイトはなんかわかりにくい!という人にオススメです。
取っ付きやすいのは良いですが、これまでに紹介した3つと比べると取り扱いのある自治体が少ないのがデメリット。これからの成長に期待って感じですね~。
管理人オススメのふるさと納税先は?
私もふるさと納税をしているのですが、個人的にオススメの自治体をいくつか紹介したいと思います。(本当は競争率が高くなるのはイヤなのですが、いつもブログを読んでいただいているお礼と言うことで・・・)
・長野県阿南町
オススメは長野県阿南町です。阿南町にふるさと納税すると貰えるのがこちらのお米です!
こんな感じでダンボールに入って送られてくるんですけど、これが至れり尽くせりな返礼品なのですよ!
- 30,000円のふるさと納税で60kgもらえる
- 分けて送ってもらえる(2ヶ月おきに10kgずつ、とか)
- 発送時にメールで知らせてくれる
これ凄くないです?
大体お米って10kgで2,500円程ですけど、60kgだと15,000円ですよ・・・
これをふるさと納税の実質負担2,000円で貰えるとか・・・お得すぎですよね。
お米って絶対使いますし、持て余すこともないので、どこの自治体にふるさと納税すればいいか決められない!という時は長野県阿南町がオススメです!(回し者じゃないですが、阿南町担当者の方!もしご覧頂いてたら宣伝料くれてもよいですよ!w)
ただ、すでにかなり人気なので、締切が年々早くなっている印象です。
気になる人は、長野県阿南町のホームページをチェックしてみましょう。(大体3月末くらいに発表があります)
ふるさと納税には高額な返礼品も!
ふるさと納税の返礼品は、地元で取れるお米やお肉などの畜産物なんかが多いのですが、最近ではパソコンやタブレットなんかの家電製品がもらえる自治体も出てきました。
なので、こういった高額な返礼品でふるさと納税してもらおうという自治体が増えてきて、競争が激しくなってきたんです。
ふるさと納税の本来の目的と変わってきちゃったので、
「高額な返礼品は許さんで!」
と総務省から通達が出るという事態に。(今は自粛を促している段階ですね)
これから高額な返礼品は減ってくると考えられるので、利用を検討している人は意識しておきましょう。
ふるさと納税の仕組みを超簡単に解説!まとめ
長々とふるさと納税について、仕組みから抑えるポイントなんかを簡単にわかりやすく紹介してきました。最後にもう一度、まとめておきたいと思います。
- ふるさと納税は地方税を違う自治体に納める事
- ふるさと納税した税金は翌年の地方税から引かれる(控除)
- ふるさと納税でもらえる返礼品が超お得!
- 自己負担額2,000円と控除上限額に注意しよう
- 自治体5つまでなら確定申告しなくていい!
- 申込みはネットの便利なサイトを利用しよう。
- 阿南町の米はいいぞ・・・味良し!3万円で60kg!
もちろんお米だけじゃなくて、色々お得にもらえる返礼品があります。
サイトを見てるだけでも通販ショッピングしてる気分になって楽しいので、これを機会に是非ふるさと納税を利用してみましょう!